フィリピン南部に位置するBohol島で、地域のものづくり拠点 FabLab Boholのオープニングに合わせた国際会議 FabLab Asia Network 1(FAN1)にGigaPanを持って参加してきました。参加した目的は次の3点。1)2013年のBohol島地震災害の痕跡を現場で見て、GigaPanで記録する。2)世界防災減災ハッカソン Race for Resilience の紹介と、FAN1で開催される、FabLab Asia Cup で防災に役に立つ "何か” を作る。3)そもそもはじめての Bohol島の風景をギガピクセルパノラマで記録する。
今回使用した機材はこちらです。とくに、できるだけ装備を軽くするため、三脚は軽量のHAKUBA W312を使用。
・カメラ:OLYMPUS EPL-2 + ズームレンズ(42mm)
・三脚:HAKUBA W312
撮影
・ロボク村の教会
2013年の地震で屋根も崩れ、振り返るとエレベータも斜めになっており、倒れないようにワイヤーで吊ってあります。まだまだ復旧には時間がかかりそうです。
・セント・ジョセフ教会
Bohol島最大の街である、タグビララン中心部に位置する教会。正面は地震の影響がなさそうに見えますが、この裏側はやはり屋根が崩れ、大規模な修繕作業中です。撮影日は日曜日だったため、多くの住民が礼拝に訪れていました。
・絶景チョコレートヒル
Bohol島中央に広がる、大理石でできた高さ30m-50mの円錐形の山々。5月からの乾季には枯れ草のため茶色に見え、チョコレートに見えます。一見地震の被害がなさそうですが、展望台の一部が壊れ立入禁止になっています。
・FabLab Bohol 外側
デジタルファブリケーションの拠点として世界で広がっている FabLab がJICAプロジェクトとしてフィリピンにはじめて開設されました。Bohol島州立大学のキャンパス内に白く塗られた一角には、3Dプリンターやレーザー加工機などさまざまな機材が設置され一般に開放されています。
・FabLab Bohol 内側 ShopBotルーム
FabLab Boholには、大型の木工用CNCマシン ShopBot も設置されており、いわゆるベニア板サイズの木工も行えます。さすがに木を削りだすため、粉塵対策と騒音対策がしっかりされていますが、排気ダクトは、ShopBotとレーザー加工機との共用のため、どちらかに接続されています。
・Bohol島とPanglao島を結ぶスアレズ橋
フィリピンでも有名な美しい海岸を持つPanglao島。その島とBohol島を結ぶ重要なルートがこのスアレズ橋です。自動車だけでなく、三輪バイクなど、多様な乗り物が行き交い、橋の袂では魚介類や野菜の市場が賑わっています。
FabLab Asia Cupの成果など、その他の話はまたそのうち!
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